「いちじく」って都市農地と相性がいい?

投稿日:

「いちじく」って育てて思うが、都市農業にとても合っているんじゃないかって、最近思う。「いちじく」は、成長が早くて、病気もあまりない。そして、、、

都市農業も課題は、

東京は、とにかく土地が狭い。しかも住宅地が隣接しており、雑草や堆肥や虫などの影響で近隣の住民からクレームがくる場合もある。

二つ目に農地が点在している事。農業は、とにかく多くの量を効率よく安定的に生産しなければ、売上が上がらない。生産量を増やそうとして、車で数十分のところを借りるケースもある。しかも、東京の農地は、1枚の畑が1,000㎡(1反)ほどが多い。農家視点から見ると、小さな畑だ。

そんな中、「いちじく」は、狭い面接でも生産が可能で、雑草もウチにみたいにシロツメクサで覆ってしまえば、だいぶ楽だ。虫の発生も少なく。。。しかし、天敵のカミキリムシだけ注意。堆肥は、年に1度程度なので、大きな問題もないだろう。

問題は、生産量だ。

野菜に比べれば、㎡あたりの生産量は確実に落ちる。野菜を作ったほうが生産売上の確保であればいいに決まっている。

しかし、最近の都市部の農地は、単に生産だけでなく、農業体験の受け入れや直売所の設置やコンサート、BBQなど様々な企画が実施されている。必ずしも畑の生産額を上げる事が目的ではない事が見受けられる。

とはいえ、「いちじく」を生産して売上が上がらないとも俺は思っていない。

「いちじく」の加工するポテンシャルの高さ、女性たちからの人気が大いに可能性を秘めている。加工・提供方法、売り方を考えれば、絶対に売れます!売れる商品を作ります!

また、「いちじく」欠点でもある「傷みやすさ」

収穫してから、傷むのがとにかく早い!腐る。。。都市部であれば、販売先、加工所が近い場合が多いので、売りやすい。そのため、他県から「いちじく」があまり入って来ない。東京のスーパーで見かける「いちじく」は、ほとんどが埼玉産か千葉産である。東京産の価値が特別な存在になる可能もある。何より、生産されたている畑が自らに目で見られるというのは、大きな宣伝効果だと思う。

そして、東京の人間は忙しい。

野菜の場合、日々収穫や農作業をしなければならない。農家としては、当たり前だが、それができない。「いちじく」の場合、9〜10月が収穫最盛期でそれ以外は、毎日畑作業をする必要も無い。

いずれ、東京の畑が「いちじく」だらけになったら面白いな。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中